北海道の太平洋沿岸の一部でのみ漁獲される希少な魚「ししゃも」は、平成7年7月に町魚として指定されました。
むかわ町では古くから貴重な食料として地元で消費されてきましたが、その後、加工業者が「干しししゃも」の販売を始め、全国的に流通するようになりました。
平成18年11月17日には、鵡川漁業協同組合が「鵡川ししゃも」を地域団体商標として申請したものが登録されました。
しかし近年、ししゃも資源の減少により、令和5年度から休漁となっています。資源の速やかな回復を目指し、生態調査やふ化増殖事業の効果的実施を進めるため、鵡川漁業協同組合とむかわ町は、道内の調査研究機関と連携し、令和5年9月25日「鵡川ししゃも資源再生調査研究会」を設立、海水温計測を含む各種調査等を実施しています。
さらに、これまでの資源再生調査研究会の活動に加え、町全体でししゃもに関する幅広い取り組みを推進し、”幻の魚”とならないよう取り組む「未来につなぐ 鵡川ししゃもプロジェクト」を始動しています。
また、むかわ町では令和7年3月に11月1日を「むかわ町ししゃもの日」として制定しました。