むかわ町では、町民の食習慣の実態を把握し健康づくりに役立てるために、「令和4年度むかわ町食生活実態調査」を実施しました。このたび、結果がまとまりましたのでお知らせします。

 

【目的】

むかわ町では、メタボリックシンドローム該当者が増加傾向で、生活習慣に起因する疾患も多いことから食習慣の改善が必要な可能性があります。町民の食生活の状況を明らかにし、健康づくりの取り組みを進める上での資料とするために本調査を実施しました。

【方法】

簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ:brief-type self-administered diet history questionnaire)を用いて実施しました。6月と9月の巡回ドック受診者と層化無作為抽出者の合計1051名に質問票を送付し、623名の方から回答をいただきました。そのうちデータが利用可能な解析対象者は613名でした。解析対象者の性別の内訳は男性261名、女性352名です。

調査時期:質問票の配布・回収 令和4年6月~9月

 

【調査結果の概要】

・野菜が不足しています。

むかわ町民の1日の野菜摂取量の平均は240gで、国の目標量350gに対して約110g不足しています。

最も野菜を食べていない年代は20歳代で140.5g、最も野菜を食べている年代は70歳代で282.6gとなっています。

・食塩の取りすぎです。

健康むかわ21(第二次)では、1日の食塩摂取目標量は男女とも8g未満としています。今回の調査では、20歳代女性が最も少なく7.8gと目標値を達成していますが、70歳以上の男性で12.7gと大きく上回る結果でした。

 

生活習慣病の予防には、野菜摂取量を増やしたり、食塩量を減らしたりする工夫が必要です。

野菜350gは生野菜だと両手いっぱいに3杯分が目安ですが、多種類の野菜を摂取するのはなかなか難しいです。野菜を食べることへのハードルを下げるには、調理しなくてもよいミニトマトやきゅうりを食べる、カット野菜や冷凍野菜、コンビニのサラダを活用するのもおすすめです。また、食塩量を減らすためには、減塩調味料を使うのもおすすめです。日本人は、調味料からの食塩摂取量が多いため、減塩調味料にするだけで食塩摂取量を減らすことができます。

 


調査結果の詳細は以下をご覧ください。

むかわ町食生活実態調査報告書酪農学園大学農食環境学群食と健康学類小林道.pdf

 この度の調査の実施にあたりまして、調査回答にご協力いただいた多くの町民の皆様、そして調査に協力いただいた酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 小林道先生、木村宣哉先生、学生の皆様、北海道文教大学 人間科学部 健康栄養学科 八重樫昭徳先生に厚くお礼申し上げます。

アクロバットリーダのダウンロード

【支所】健康グループ 0145-45-3326