穂別市街には化石や恐竜をモチーフにした構造物が数多く設置され、まちを訪れる人の目を楽しませています。このコーナーでは、そうした構造物を「化石スポット」と呼び、市街地に点在する化石スポットの主立ったものを紹介します。穂別にお越しの際は、ぜひそれぞれのスポットを巡りながら、まちの中を散策してみてください。
(1)穂別橋
道道74号線を北上して穂別市街地に到着すると、一級河川鵡川に架かった穂別橋の手前で恐竜のイラストと「む」「か」「わ」が1文字ずつあしらわれた看板がみなさんをお出迎えします。橋の欄干には地球の過去から未来が精緻なレリーフによって描かれています。
(2)進化の道
地図中に恐竜の足跡で示した部分は「進化の道」と呼ばれています(実際には足跡はありませんので、ご了承ください)。この道は昭和63年度から平成3年度にかけて、市街地内の道道74号拡幅にあわせて整備されました。約900メートルに渡って植樹された生きた化石・メタセコイアの並木や、街路灯にあしらわれた古代の生物たちが他のまちでは見られない景観を演出しています。歩道には地球誕生から穂別の発展までを5つのゾーンに分けて紹介する舗装や花壇が整備されています。
(3)ふれあい公園:壁泉
ふれあい公園は国鉄富内線穂別駅の駅跡に整備された公園です。壁泉にはアンモナイトや三葉虫などの古代の生物のレリーフが刻まれています。このレリーフの中に、実は本物のアンモナイトが紛れ込んでいるとか...?ぜひ探してみてください!公園北東には駐車場も整備されています。
(4)ホッピー公園
ホッピー公園は「進化の道」の完成にあわせて既存の公園を拡充する形で設置されました。ティランノサウルス、ステゴサウルスの鉄製モニュメントは記念写真にもおすすめです!
(5)アンモナイト巨大オブジェ
道道74号線を進むと夕張方面へ向かう十字路にたどり着きます。ここで夕張方面とは逆側に曲がり、お寺を左手に見て坂道を登っていきましょう。次の交差点に大きなアンモナイトのオブジェが現れます。
(6)穂別博物館
穂別博物館には恐竜やクビナガリュウ、アンモナイトなど様々な化石が展示されており、そのほとんどが町内から産出したものです。穂別博物館ウラの駐車場の看板には旧穂別町のカントリーサインがあしらわれています。博物館の前庭には屋外で化石や岩石を観察できる「石の散歩道」が設けられています。
穂別博物館ウェブサイト
http://www.town.mukawa.lg.jp/1908.htm
(7)地球体験館
地球体験館ではサイエンスガイドによる案内のもと、地球の様々な時代、環境の気温、湿度、震動などを文字通り「体験」できます。体験館の庭では「野外博物館」から移設されたアンモナイトやモササウルスのオブジェ、むかわ竜をイメージしたキャラクターのモニュメントが皆さんをお出迎えします。館内ロビーには、穂別の化石を紹介するミニコーナーも設けられています。
穂別地球体験館公式ホームページ
http://taikenkan.web.fc2.com/
(8)アースギャラリー
アースギャラリーには、輪切りにした丸太を貼り合わせ、むかわ竜をかたどって作った大きな看板があります。目のような部分は裏側から開けることができ、顔を出して記念撮影ができます。テラスにあがって、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(9)つつじ園ホッピー遊具
つつじ園の芝生広場にはホッピーをモチーフにした巨大な遊具が設置されています。頭の部分は展望台になっており、町の様子やつつじ園全体が見渡せます。かなりの高さ、かなりの急角度になる部分がありますので、昇る際はケガのないように気をつけてください。
(10)野外博物館
つつじ園の奥にある不思議なトンネルを抜けると...白亜紀の海へタイムスリップ!?迫力満点の大きなクビナガリュウやアンモナイトたちに出会えます。ホンモノの化石(?)や精緻なレリーフも展示されていますので、隅々まで探検してみましょう!!
ここに掲載した以外にも、まだまだ化石スポットは眠っています。ぜひご自分の目でお確かめください!