むかわ町子ども化石くらぶ「ハドロキッズチーム」とは?

 この化石くらぶは、子どもたちが「化石を楽しく科学して、将来の古生物学者への道を目指す」ことを目標にするくらぶです。

 むかわ町では、通称「むかわ竜」(むかわ町穂別産)ことハドロサウルス科恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」の全身骨格化石が発見・発掘されました。これは日本最高ともいわれる恐竜化石です。
 ところで、むかわ町の化石は「むかわ竜」だけではありません。穂別博物館が設立されるきっかけとなった首長竜の「ホベツアラキリュウ」、国内最多の3新種が確認されているモササウルス、新属新種のウミガメ・陸生カメ、新種を含むアンモナイト、二枚貝のイノセラムスなど、いろいろな化石が発見・発掘されています。みなさんがこれらの化石を博物館で見ることができるのは、一つには博物館の学芸員や共同研究を進めている国内外の研究者(大学教授など)といった「古生物学者」と呼ばれるプロフェッショナルたちによる発掘・収集や研究の成果でもあるのです。

むかわ町子ども化石くらぶでは、穂別博物館の学芸員やスタッフのみなさんと化石を採集・発掘しクリーニングをするほか、化石などの専門家による授業を通して化石の勉強をしています。
例年このくらぶでは、年間に5-6回(1回の宿泊合宿)程度の活動を行っています。入会募集は2月の約1ヶ月間を予定しています。