「むかわ竜」が新属新種の恐竜であると判明&学名が決定しました!

 

学名発表会見のようす

 

むかわ町穂別産の国内最大の恐竜全身骨格化石「むかわ竜」に関して、

北海道大学総合博物館の小林快次教授を中心とした研究チームによる論文が

イギリスの学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」より

日本時間2019年9月6日(金)午前0時付けで公開されました。

 

これにより、「むかわ竜」が新属新種の恐竜であることが学術的に認められ、

正式な学名が名付けられました!

 

学名:カムイサウルス・ジャポニクス Kamuysaurus japonicus

意味:日本の竜の神

 

カムイはアイヌ語で「神」、サウルスはラテン語で「トカゲ」、

ジャポニクスはラテン語で「日本の」という意味で、

直訳すると「日本の神トカゲ」となります。

 

国内では前例のないほど完全な状態で発見された

日本を代表する恐竜化石であること、

北海道で発見された恐竜であることなどが表現された学名です。

 

今回の研究により、「むかわ竜」が新種の恐竜であることだけでなく、

カムイサウルスを含めたエドモントサウルス族の起源や地理的移動、

ハドロサウルス科の多様化を引き起こした環境などについて

新たな仮説が得られました。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

プレスリリースへのアクセスはこちらから(穂別博物館ブログ)