「ハドロキッズチーム」ってなに?

 この化石くらぶは、子どもたちが「化石を楽しく科学して、将来の古生物学者への道を目指す」ことを目標にするくらぶです。

 むかわ町では、植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス Kamuysaurus japonicus」の全身骨格化石が発見・発掘されました。これは日本最高ともいわれる恐竜化石です。

 ところで、むかわ町の化石は「カムイサウルス」だけではありません。むかっわ町穂別博物館が設立されるきっかけとなった首長竜の「ホベツアラキリュウ(愛称)」、国内最多の3新種が確認されているモササウルス、新属新種のウミガメ・陸生カメ、新種を含むアンモナイト、二枚貝のイノセラムスなど、いろいろな化石が発見・発掘されています。みなさんがこれらの化石を博物館で見ることができるのは、一つには博物館の学芸員や共同研究を進めている国内外の研究者(大学教授など)といった「古生物学者」による研究の成果でもあるのです。

むかわ町子ども化石くらぶでは、穂別博物館の学芸員やスタッフのみなさんと化石を採集・発掘しクリーニングをするほか、古生物学者による授業を通して化石の勉強をしています。

例年、この化石くらぶでは、年間に7回程度の活動を行っています。入会募集は2月の約1ヶ月間を予定していますので、この期間での申し込みをお願いします。


古生物学者はどんなお仕事をしているの?

では、化石・古生物のプロ「古生物学者」はどのようなことをしているのでしょう。どのようなことを考えているのでしょう。

○化石採集      : 山の中、川を歩いて、化石を探します。

○化石の収蔵・保管  : 化石に番号をつけて整理し、収蔵庫に保管します。

○化石クリーニング  : 化石を石の中から取り出します。

○化石レプリカづくり : 化石のコピー(複製)を作ります。

○研究        : 何の化石なのか?体のどの部分か?どんな特徴があるのか?調べます。

○普及活動      : 化石を多くの人たちに知ってもらうために、展示をしたり、お話しをします。



「ハドロキッズチーム」ではどんなことをするの?

古生物学者への道を目指す「ハドロキッズチーム」では、こんなプログラムを考えています。

 ○化石採集       : 山の中や沢(細く短い川のこと)を歩いて、石に包まれた化石を探します。
 ○化石クリーニング   : 化石クリーニングをします。まわりの石をけずって、化石を取りだそう!
 ○化石レプリカ作り   : セッコウで化石のレプリカを作ります。上手に作れるかな?
 ○化石レプリカ工場見学 : 化石レプリカ工場の見学をします。恐竜の化石レプリカはどうやって作るのかな?
 ○化石の学習会     : 博物館の学芸員や専門家が化石をいろいろ紹介! いっぱい質問しよう!
 ○グループ学習     : 博物館に収蔵されている ナゾの化石をグループで解き明かそう!