むかわ町長写真

新年度を迎えて

 季節の歩みが早くなり、春の訪れを感じる中、新年度がスタートしました。また、能登半島地震の発生から早くも3か月が経過しました。この度の地震でお亡くなりになられた方々にご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対しお見舞いを申し上げます。

 今回の能登の地震で発生した、自然界の現象、社会経済の動き、行政対応などあらゆる事象を本町に置き換え、今後の災害対応に備えるとともに、引き続き「事前防災」「事前復興」を柱とした防災先導のまちづくりを推進してまいります。

 さて、我が国の経済は、30年ぶりとなる高水準の賃上げや企業の高い投資意欲など、先行きに前向きな動きがみられ、全国的には税収が増加している一方で、国際情勢や気候変動の影響などによる物価高騰の波は、依然として不安定な情勢となっております。

 あわせて、全国的に進行する少子高齢化による人口減少、とりわけ、生産年齢人口の減少に伴う人手不足の問題は本町においても年々深刻化しております。本町が今後、持続的な発展するためには、次代の社会を担う若い世代をはじめ、一人でも多くの方が安心して本町で暮らすことが必要であります。

 関係人口から定住人口へと新しい人の流れを創る、そのキーワードは「選ばれるまち」であり、その実現のために外部支援者との連携や地域資源の更なる魅力化などを図りながら、10年、20年先を見据え、持続可能で選ばれるまちづくりを進めてまいります。

 また、令和6年度は平成30年北海道胆振東部地震からの創造的復興・創生を目指すこととして策定した「むかわ町復興計画」において、いよいよ復興・創生期のステージに移ります。その取組の中で最重要課題としている「まちなか再生プロジェクト」が本格的に動き出します。

 穂別地区では、博物館を中心とした「復興拠点施設等整備事業Ⅰ」の整備工事に着手し、地域運営組織の設立に向けた支援に取り組んでまいります。一方、鵡川地区では、市街地全体の「エリアデザイン」を策定し、「復興拠点施設等整備事業Ⅱ」の拠点整備に向けた基本設計に取り組み、震災からの創造的復興・創生に向けて一歩ずつ前へ歩みを進めてまいります。

 令和7年度には市町村合併から20年の節目を迎えることから、新たな未来に向かって飛躍・発展する契機とするため、むかわ町の魅力を広く情報発信し、町民の皆さんと「まち」を大いに盛り上げてまいりたいと存じますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


 令和6年(2024年)4月

                                                                むかわ町長 竹中 喜之

ようこそ むかわ町へ

ようこそ むかわ町へ

“人と自然が輝く清流と健康のまち むかわ” へようこそ

<むかわ町を訪れる皆様へ>

むかわ町は、道央圏の南方に位置し、札幌市や空の玄関・千歳市、海の玄関・苫小牧市にも近く、東西及び北部は日高山脈系に囲まれ、南は雄大な太平洋に面し、全国でも屈指の清流度を誇る一級河川鵡川がまちの中心を縦走しており、豊かな自然環境に恵まれた風光明媚なまちです。また、清流として名高い鵡川の水は、米どころとしても有名なむかわの米づくりをはじめ、メロン、ししゃもなど様々な特産品を生み出しています。

 さらに時代を遡ると、中生代後期白亜紀に生息し、北海道の天然記念物に指定された首長竜「ホベツアラキリュウ」の化石をはじめ、海と陸の古生物化石が多く発見されています。中でも、穂別地区で発見されたハドロサウルス科恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス(通称:むかわ竜)」の化石は、日本最大の恐竜全身骨格化石として大きな話題を呼んでおり、本町ではこれらの貴重な化石を活かしたまちづくりを進めております。

 観光では、春に鵡川橋上流の河川敷にたんぽぽの花が咲き誇る「たんぽぽ公園」や、秋には山の紅葉と水面に映り込んだコントラストが美しい穂別ダムなど、四季折々に彩る名所をお楽しみいただけます。また、かつて森林造材が盛んだった頃の原木流送を再現した競技や花火大会で賑わう「流送まつり」や高品質の地元食材や旬のグルメなどを堪能できる「むかわグルメフェスタ」など、豊かな自然や多彩な食のイベントも多く開催されます。

 このような歴史、文化、観光など、むかわ町の魅力に触れていただき、一度ならず二度三度と足を運んでいただくことで、訪れる皆様と関わりを深め、関係・関心人口に着目してむかわ町の「ファン」を増やしたいと思います。そのために、まちの魅力とおもてなしの心に磨きをかけながら、皆様のお越しを楽しみにしております。

<むかわ町民の皆様へ>

 平成30年北海道胆振東部地震の甚大な被害に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大など、本町を取り巻く社会経済情勢は大きく変化する中、令和3年度から第2次むかわ町まちづくり計画に基づき、震災にもコロナ禍にも負けない防災を起点としたまちづくりが始まっています。

 同計画では、「人と自然が輝く清流と健康のまち」を普遍の理念として、10年後に目指すまちの将来像を「人とつながる、笑顔でつながる、未来につながるまち」と定め、多様な「つながり」を大切にしたまちづくりを推進しています。

 「人とつながる、笑顔でつながる、未来につながるまち」の実現に向け、町民の皆さんと共に創りあげる「共創」の視点で、同計画で設定した5つの基本方針、重点プロジェクトを着実に進め、「ヒト・モノ・コト・トキ」のつながりを力に変え、新しい時代の流れを掴み、人口減少社会においても賑わいと豊かさを実感できるまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


       
                                                     むかわ町長 竹中 喜之
 

 


主な略歴等

年月 略歴
昭和28年6月 大分県別府市で出生
昭和51年3月  北見工業大学卒業
昭和51年4月
~平成11年1月
鵡川町役場勤務
平成11年5月  鵡川町議会議員初当選(以来4期連続当選)
平成18年5月
~平成25年12月 
むかわ町議会議長
平成26年3月 むかわ町長就任(現在、3期目)
  任期     令和4年3月23日から令和8年3月22日  
  趣味
   ノルディックウォーキング、笑いヨガ
  好きな言葉   ありがとう


コラム-笑顔の窓-

町長スケジュール

■ 予定一覧

令和6年10月29日時点の主な行事等予定です。(変更・中止になる場合があります。)

※最新の予定は総務財政課総務グループまでお問い合わせください。

曜日 時 間 令和6年10月行事等 用務地

27

     

28

終日

 北海道町村会政策懇談会、胆振町村会行政懇談会

札幌市

29

20:00

道営競馬(むかわ町長杯鵡川ししゃも特別)

日高町

30

     

31

     
曜日 時 間 令和6年11月行事等 用務地

1

 

 

 

2

 

 

 

3

終日

むかわ町恐竜フェスタ

町 内

4

 

 

 

5

 

 

 

6

 

 

 

7

 

 

 

8

 

 

 

9

 

 

 

10

9:00

第71回日胆柔道選手権大会

町 内

 

交際費