平成29年3月28日「地域おこし協力隊員の報告会」

3月17日地域おこし協力隊の報告会が行われました。

太田隊員報告
 3月17日地域おこし協力隊の報告会が行われました。太田隊員のここでの研究の成果、恐竜トランクキットによる「穂別の恐竜はすごい!」いつもながら恐竜化石入門者の私にとってはとても勉強になります。(手にしているのは本物の骨!)
佐藤報告会 
 そして2号こと私の、ここに来てから体験したり、もの作りをした経験をアニメーションを使って報告しました。聴衆のみなさんも3人の話に聞き入っていただきました。
(by恐竜隊員2号 佐藤)


平成3月28日「春の訪れ」

穂別神社の入り口で春の使者を見つけました。
福寿草
あちらこちらに黄色い顔を出したかわいらしい福寿草が春を出迎えてくれます。そろそろ外に出掛けてみましょうか。(by 恐竜隊員2号 佐藤)

平成29年3月21日「新しいPR看板ができました」

恐竜ワールドPR看板
 先月末、恐竜ワールド推進グループでは「むかわ町恐竜ワールド構想」をPRするための看板を新たに設置しました。ティラノサウルスの骨格標本をモチーフにしたもので、道東自動車道むかわ穂別インターの出入り口と稲里浄水場の前に設置されています。2月8日の活動日記でも紹介しましたが、じつは「むかわ竜」はティラノサウルスと同じ時代に生きていた恐竜なのです。緑の葉が生い茂るころ、紅葉の頃など、四季折々の風景にうまく馴染んでくれそうでこれからが楽しみです。
(by恐竜隊員1号太田)




平成29年3月17日「穂別地球体験館、明日よりオープン!」

新しい仲間が登場!?
 明日18日より、穂別地球体験館の2017年の営業がスタートします!!写真は営業スタートにむけて準備を進めるサイエンスガイドさんの様子です。熱帯ゾーンには、新しい動物たちが登場するとか!?

どこに隠れているでしょうか?
 写真のなかにある動物が隠れていますが、どこにいるかわかりますか?18日、19日、20日は町民無料日となっていますので、一度来たことがある方もぜひ遊びに来てくださいね。月替わりの工作体験も明日からスタートです!

↓こちらもあわせてご覧ください
むかわ町民ポータルサイト・ポム「穂別地球体験館がまもなくオープンします」
http://pomu.town.mukawa.lg.jp/item/4838.htm#itemid4838

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穂別地球体験館
開館時間:9時00分~17時00分
     (受付時間は9時30分~16時30分まで)
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日
    (祝日が月曜の場合は翌々日も休館します)
電話番号:0145-45-2341

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(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月16日「明日は地域おこし協力隊報告会です」

報告会のリハーサル
地域おこし協力隊 報告会
日時:3月17日(金曜日) 18時30分~ 
場所:穂別町民センター1階 第1会議室

 明日はいよいよ地域おこし協力隊の報告会です!今日はリハーサルとして、機材の操作や発表内容の確認を行いました。私は持ち時間をかなり超えてしまったので、現在プレゼンの手直し中です...
 明日はぜひ、穂別町民センターにお越しください。
(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月15日「『酉』年は『恐竜』年!?」その5

ノスリの叉骨
 前回は「恐竜と鳥の骨格には共通する特徴がある」ということを、腰の骨をたとえに解説しました。今回はもう一つ、恐竜と鳥の共通点を見てみましょう。
 写真はノスリの骨格標本です。矢印で示したU字形の骨は「叉骨(さこつ)」といいます。わたしたちヒトにも「鎖骨」が左右1本ずつありますが、左右の鎖骨が合体して1つの骨になったものが叉骨です。この叉骨は、鳥だけがもつ骨だと考えられていました。

ティラノサウルスの叉骨
 しかし近年では、一部の肉食恐竜のなかまにも叉骨をもつものがいたことがわかっています(写真はティラノサウルスです、画像が粗くてすみません)。このように恐竜と鳥の骨格には共通する特徴がいくつもあります。鳥のような羽毛をもつ恐竜がいたことも明らかになっていて、新たな発見があるたびに恐竜と鳥とを分ける境界線はゆらいでいるのです。
 現在では「肉食恐竜が進化して鳥になった」「鳥は現代まで生き延びた恐竜である」ということは定説化し、学術的な場では鳥のことを「鳥類型恐竜」と呼ぶこともあります。恐竜は現在も私たちの身近なところで生き続けているのです。
 さて、鳥は恐竜であるということは、「酉年」の2017年は「恐竜年」でもある、とは考えられないでしょうか?12年に1度の恐竜イヤー、ぜひ恐竜の話題に注目してみてください!

※「『酉』年は『恐竜』年!?」は今回で最終回です。
 
(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月14日「『酉』年は『恐竜』年!?」その4

ティラノサウルスの腰の骨
 前回は「腰の骨には寛骨臼という窪みがあって、恐竜はこの窪みが完全に貫通した穴になっている」という話をしました。これはティラノサウルスの腰の骨を撮影した写真ですが、矢印の部分に穴が開いていて、向こうの壁が見えていますね。

ティロサウルスの腰の骨
 こちらはモササウルスの仲間(ティロサウルス)の腰の骨です。もし寛骨臼が穴になっていれば、寛骨臼におさまった太ももの骨の突起が見えるはずですが、この写真では確認できません。モササウルスの腰の骨には、恐竜特有の特徴はみられません。

これはどんな生き物の腰の骨?
 これもある生き物の、腰の骨を撮影した写真です。この腰の骨の持ち主は恐竜でしょうか、それとも恐竜ではない生き物でしょうか。
 矢印で示した部分に穴が開いていますが、これは寛骨臼が貫通して、そこに関節する太ももの骨が穴から見えています。つまりこの腰の骨は、恐竜に特有の特徴を示しているのです。
 実はこの腰の骨は、「その2」で登場したノスリのものです。ニワトリの腰の骨も、スズメの腰の骨も、同じように寛骨臼が貫通した穴になっています。こうした腰の骨から、鳥は恐竜と同じ特徴を共有しているということがわかります。
(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月13日「『酉』年は『恐竜』年!?」その3

シカの腰の骨
 前回は「恐竜と鳥に共通する特徴」という話題で終わりました。恐竜と鳥に共通する特徴はいくつかあるのですが、観察しやすく覚えやすい特徴は「腰」の骨にあります。まずは恐竜や鳥以外の腰の骨を見てみましょう。
 この写真は、むかわ町内の海岸で採集したシカの腰の骨です。正確にいうと、この骨は寛骨(かんこつ)という骨で、骨盤を構成する骨のひとつで、寛骨じたいも3つの骨がくっついてできているのですが...細かく書くと長くなってしまうので、ここからは単純に「腰の骨」とします。
 矢印で示した部分に、くぼんでいるところがあります。ここは寛骨臼(かんこつきゅう)とよばれる部分です。このくぼみに大腿骨(だいたいこつ:ふとももの骨)のでっぱりがはまりこんで、股の関節をつくります。
 実は恐竜や鳥は、このくぼみの部分に、ほかの生き物にはみられない特徴があるのです。次回はいよいよ、恐竜の骨を見てみましょう!
(by恐竜隊員1号太田)




平成29年3月9日「『酉』年は『恐竜』年!?」その2

ノスリの骨格標本
 1月12日の日記でお知らせを出して以来、久々の続きになってしまいました。それではいよいよ、恐竜と鳥との関連性について探っていきましょう。ここからは、穂別博物館に収蔵されている「ノスリ」の骨格標本に登場してもらいます(左の大きい鳥です)。
 恐竜の骨格には、恐竜にしかない特徴が表れている部分がいくつかあります。そしてその特徴のなかには、現代の鳥の骨格でも観察できるものがあるのです。次回は、この恐竜と鳥に共通する特徴を見てみます。頭、胸、足、その特徴は、身体のどの部分に表れているのでしょうか?
(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月8日「化石のある町を探索しよう!」PART3

まだまだ寒い日が続きますが、たまのお散歩なんかどうでしょうか?
恐竜幼稚園

 今回は化石の紹介ではありませんが、穂別でいち早く春の気分を感じてもらえる絵をご紹介します。博物館の下にある「さくら保育園」の壁に描かれた大きな恐竜くんと背中に乗る園児たち。見るたびほっこりします。春はまもなく!
(by恐竜隊員2号 佐藤)



平成29年3月6日「地域おこし協力隊報告会のおしらせ」

地域おこし協力隊報告会 画像
 来週17日(金曜日)18時30分より、穂別町民センター1階の第1会議室にて、「むかわ町地域おこし協力隊」の報告会を行います。この1年間、協力隊員がむかわ町でどのような活動をし、どのようなことを感じたのかをお話しする予定です。一人あたりの持ち時間はおおむね20分程度の予定です。
 少しでもたくさんの方に聞いていただけると嬉しいです。17日はぜひ町民センターにお越しください。
(by恐竜隊員1号太田)




平成29年3月3日「新たな協力隊員募集!」

募集チラシ
 3月1日より、平成29年度「むかわ町地域おこし協力隊」の募集が始まりました。これまでの観光振興や恐竜・化石によるまちづくりに加え、新たにスポーツ振興に関わる隊員も募集しています。
 恐竜・化石によるまちづくりに関わる面では、「むかわ町恐竜ワールドセンター」の運営支援、児童・生徒を対象にした化石クラブの発足に向けた準備・活動支援、各種情報発信が主な業務内容となっています。
 あなたも「恐竜隊員」としてむかわ町で活動してみませんか?みなさんの応募をお待ちしています!

平成29年度むかわ町地域おこし協力隊の募集(観光振興、恐竜・化石、スポーツ振興共通)
http://www.town.mukawa.lg.jp/3642.htm#ContentPane

平成29年度むかわ町地域おこし協力(恐竜)隊員の募集
http://www.town.mukawa.lg.jp/item/6018.htm#ContentPane

(by恐竜隊員1号太田)



平成29年3月2日「穂別博物館 アンモナイトのミニ企画展開催」

報道陣に解説する伊豆倉さん
 昨日3月1日より、穂別博物館のミニ企画展「宗谷丘陵産マーストリヒチアン期アンモナイト」が始まりました。同じく3月1日に発行された穂別博物館研究報告第32号に掲載されている研究で扱われた宗谷丘陵産のアンモナイトが展示されています。初日となった昨日は西村智弘学芸員と論文著者の一人である伊豆倉正隆さん(札幌市)による報道向けの展示解説が行われました。
 今回採集されたアンモナイトが産出した地層はこれまで研究対象としてはあまり注目されていなかった場所だということで、伊豆倉さんは「北海道の白亜紀の地層にはまだまだ知られていない重要な地層がたくさんある。そうした未知の場所を調査して、(その謎を)少しでも明らかにできれば」と話していました。

【関連】
むかわ町穂別博物館研究報告(第32号を参照)
http://www.town.mukawa.lg.jp/3389.htm

むかわ町穂別博物館 博物館だより(No.388を参照)
https://www.town.mukawa.lg.jp/2407.htm

(by恐竜隊員1号太田)