8月15日「サイエンス・フェスティバルでの恐竜化石の普及活動」
8月6~7日に北海きたえーる(札幌市)で「サイエンス・フェスティバル!」が行われました。北海道150年記念事業として行われたこのイベントでは、道内の中・高・大学生の科学クラブや民間企業などの58団体が、北海道の未来を担う子どもたちに世界を目指すこころざしと先端科学を伝えるために、それぞれのブースで科学に関する工作体験・実験を行いました。むかわ町からは、むかわ竜骨格化石の一部とTーrex「通称:スコッティ」の展示、むかわ町恐竜ワールドセンターが、化石模擬クリーニング体験を行い、協力隊員2名も普及活動を展開しました。
メインアリーナ会場中央にはスコッティが置かれ、その横には前日、天皇皇后両陛下もご覧になったむかわ竜骨格化石を展示。観覧者の方々からは驚いた様子で「えっ!本物なの?」という声も聞こえてきました。
Courtesy of The Royal Saskachewan Museum
化石クリーニングコーナーでは,子どもとが大人も夢中になって模擬ノジュールを削り、化石が出現するたびに歓声が聞こえてきました。子どもたちの中には二度、三度と体験をリピートする子もおり、体験されたお子様のお母様との会話において、「むかわ町に興味を持ち、訪ねてみたい」と好感触を得られました。

ハンマーのでの作業も、回数を重ねるたび、上手にクリーニングできるようになっていました。
今回、クリーニング体験された方の2日間の総数は、約170名との報告を受けています。ありがとうございました。
さて、2日間のイベント終了後に、スコッティなどの撤去作業が始まりました。

Courtesy of The Royal Saskachewan Museum
普段見られない、超至近距離からのスコッティの画像をご覧下さい!(もちろん安全に配慮して、作業の合間を見ながらの撮影です。)業者の方が注意深く解体し、箱詰めされてトラックに積み込まれていました。
今回のイベントで出会った多くの方々が、むかわ町の恐竜化石に興味を持ってくれたことが嬉しかった2日間でした。
(by 恐竜隊員2号 佐藤)