• 日時

    平成22年5月20日(木曜日) 19時から21時10分

  • 場所

    穂別町民センター 第2会議室(1階)

  • 出席者
    • 高橋金正(会長)・豊岡義博(副会長)・池田雄治・石崎代里子・石山英子・上野喜博・小林朋導・田中波留美・中村正彦・中村則彦・藤崎寿・三上千江子・宮崎晴美 
      (15名中13名出席)
    • 事務局
      • 岡田支所長・斉藤主査(地域振興課)
会長挨拶

先週末はマザーズフォレスト事業、植樹祭やアリモリカップマラソン大会などイベントがあり、参加頂いた委員の皆さんはご苦労様でした。本日は、特色ある地域づくり事業の審査があり、申請団体から説明に来られていますのでよろしくお願いいたします。それでは議案に沿って進めて参りたいと思います。

会議録署名委員の指名
石崎代里子委員・石山英子委員

1 報告

1-1 マザーズフォレスト事業について

事務局

本日お配りした資料に添付しておりますので、概要をお知らせします。

まず5月15日(土)にゲストの有森さんを招いて仁和の町有林で植樹を行いました。今回から穂別中学生が全校参加で会場を盛り上げてくれました。170名の参加で、トドマツ1000本を植えることができました。

次に、引き続き仁和中学校体育館で有森さんと田中良太さんを中心にお話の集いを開催し、約100名の参加で、ゲストのこれまでの活動を中心にしたお話会が行われました。

その夜には、スナック「ゆう」で30名ほどが集まり、ゲストとの交流会が行われました。

翌日16日(日)には、第9回アリモリカップマラソン大会が開催され、250人の選手の参加により、賑やかに行われました。

その後有森さんたちと入れ替わりに崔監督と奥泉さんが来られ、午後5時30分からの穂別、花緑・いっぱい隊の記念植樹会、これは農協選果場の鵡川側で行ったものですが、原氏の寄付を財源に桜を中心に約50本の植樹を行いました。引き続き、田んぼdeミュージカル委員会の第4作「赤い夕陽のジュリー」の制作発表会が農業センターで行われました。約70名の参加でした。

質問・意見なし

1-2 その他

特になし。

2 議事

2-1 平成22年度特色ある地域づくり事業の審査について

事務局

事前にお配りした議案にあるとおり、一般枠については3件の申請がありました。2-1-1ほべつ道民の森・つつじとアスパラの春まつり事業、2-1-2のびのび療育体験inほべつ事業、2-1-3穂別地区景観形成事業の3本でございます。いずれも継続事業でありまして、内容的には昨年と大きく変わりはないかと思いますが、各申請団体から説明にお見えになっていますので審査のほどよろしくお願いいたします。

会長

申請のありました団体から、これまでの活動実績及び申請事業の概要について説明をお願いします。その説明終了後に、委員からの質疑について応答をお願いします。その後は、団体説明者及び傍聴者にはご退席頂いて、委員会としての検討を行いたいと思います。

それでは、まずほべつ道民の森・つつじとアスパラの春まつり実行委員会から副実行委員長と事務局長がお見えになっておりますので、15分程度で説明をお願いします。

団体入室、説明

2-1-1 ほべつ道民の森・つつじとアスパラの春まつり事業

事務局長

先ずは副実行委員長からご挨拶いたします。

副実委長

今日は貴重な時間を頂いて説明させて頂き、感謝いたします。どうかよろしくお願いいたします。

事務局長

つつじとアスパラの春まつりは、2年目でございますが、昨年は9日間の取組みとしておりましたが、今年は2日間に短縮して取り組むこととしました。つつじ祭りの再開のため、観光協会で積み立てをしておりましたので、その積立金を繰り入れて昨年は備品等を買い揃え、事業費も大きくなっておりましたが、今年度は少し落ち着いた形となっています。あと、昨年は有料で茹でアスパラを食べて頂いていましたが、今年は無料試食という形で、アスパラ部会のご協力も得て140Kgのアスパラを提供する予定です。また、町内飲食店でのアスパラメニューの提供は既に始めて頂いており、祭り期間以外でも食べられるようにしています。今回は、つつじの芽摘みボランティアも行う予定で、じゃらん6月号やラジオ、そして町内向けにはチラシを入れてPRしていきます。昨年2800人の入り込みでしたが、今年は2日間で2000人を目指します。以上雑ぱくですが説明とさせて頂きます。

質疑・応答
委員

音響費だが、期間が短くなっているのに増額となっているのはなぜか。

事務局長

音響費は基本的に設置・撤去経費が殆どで、結果的に期間が短くてもそんなに下がらないとのことだった。それに今回は照明費が加わり増額となった。

委員

つつじ山の復活積立金はどうなった。

事務局長

135万円あったが、昨年殆ど支消した。若干残った部分は今年も事業会計に繰り入れして使う。それが29万円です。

委員

これから継続していく方向であれば、予算が先細りする中で大丈夫か。この特色ある地域づくり補助金も3年間しかもらえない。その辺はどう考えていくのか。

事務局長

実行委員会としても3年後を考えている。それで苗木を育成して購入しないで売っていくことなど取り組むこととした。1000本確保している。それからスポンサーの確保が必要で今後色々やっていく。そもそも苗木の販売からスタートしたつつじ祭りという位置づけを踏襲しながらも、アスパラなどの特産品も加えながら魅力づくりを充実していこうと考えている。もちろんアスパラも十分な売る量を確保して売っていく。但し、天候次第な面もあるのでその辺はどうしようもない。

委員

良い写真を使うことで宣伝効果は全く異なる。きれいな写真を使うと自然と人が集まってくる。うまく宣伝して欲しい。

事務局長

行政側も住民側も地域資源としてのつつじ山やアスパラなどの特産品を意識してもらいたい。そういうイベントにして更に展開していきたい。

委員

アスパラの無料配布はする必要あるのか。予算的に苦しいのに、有料でもよいのではないか。

事務局長

実質は15万円がアスパラ代。昨年の経験からすると、ニセコでアスパラ祭りをやっていて、そこでは無料試食させている。そういう意味で、今回は、無料にすることでどれだけ集客力があるのかリサーチする機会としたい。ある意味補助金のある内にトライしてみようということ。今後は農協のPR経費での負担など考えていく。

委員

普通食べてもらっておいしければ必ず買う人が出てくる。昨年、アスパラを食べた後、お土産を買おうとしてもものがなかったという反省があったはず。

事務局長

新鮮でおいしいものが提供できるようアスパラ部会などとも協議しており、準備を進めている。後は天候次第。

委員

なくなってしまった場合でも、来年はもっと早く来るようにし向けていかなければいけない。苗木はどうやって育てているのか。

事務局長

北上農園にお願いしている。カバレンゲといって黄色ツツジ1000本を年間5万円で管理してもらって育てている。

委員

会場は今年も上と下でやるのか。上は相当きついが?

事務局長

苗木を運ぶ手間があるので昨年は苗木販売を下で行った。今年は上でやるようにして、人はボンゴ車、苗木は軽トラを用意してピストン輸送する。穂別法人会が横断幕を寄付してくれるそうで、下の道路にはその横断幕で祭りを盛り上げる予定でいる。あと、行政の方で公園管理として樹名札の設置や、ベンチの配置、園内説明板の設置など利用しやすい環境整備も行っていくことでお願いをしている。

2-1-2 のびのび療育体験 in ほべつ事業

会長

引続き、のびのび療育体験 in ほべつ実行委員会実行委員長さんと事務局長さんから15分程度で説明をお願いします。

実委長

今日は貴重な時間を頂き感謝いたします。観光協会としても有効な税の使い方となるよう努力しており、この場でよろしく審査頂きたいと思っております。この事業は障害のある方にも健常者の方と同じように自然体験などできるようにしたもので、お医者さんや多くの受け入れする側にとっても大変な研修機会となっています。どうかよろしくお願いいたします。

事務局長

今年の療育体験は、6月26・27日の2日間、キャンプ場を主会場に行います。療育関係はほっかいどうタンポポを中心に集約しますが、穂別からも2組くらい参加予定ですし、町民ボランティアとして20~30人を募集し、穂別の資源を活かした体験事業を行う中で、おもてなしの心・ホスピタリティの醸成を図ることが大きな目的でもあります。その他に道内の学生ボランティアも20名くらい募集する形で体制を整え運営します。天候にも左右されますので雨天時のメニューなども検討しています。今年は20万円の助成を頂きたいと考えています。よろしくお願いいたします。

質疑・応答
委員

記念植樹はどこで行う予定ですか。

事務局長

キャンプ場内で行う予定です。

委員

この事業も3年で助成が終わりか、その後はどうなってしまうのか。

事務局長

実はこの事業の方がスポンサーが得られる見込みがあります。地元団体の協力姿勢が強く、スポンサーとなって頂ける可能性が高いのです。現実に今回も前回から30万円を20万円に減らしてきているように、協力体制がだんだんできてきそうです。後はやっぱり人集めにつきるのです。

委員

参加されている家族の方の負担金1000円はどんな評価がされているのか。

事務局長

道内から集まってくるが、遠くは函館や小樽からもやってきます。こういう人達にとって、穂別に来るまででも大変なイベントであり、負担が大きいのです。食事代として1000円を頂いており、ボランティアで参加頂く方にも100円の負担をしてもらっています。

実委長

実行委員の大変なボランティアに支えられている。「障害のある方でもキャンプしたい」という欲求がある。道内にも色々な団体があり、1000人位会員がいるそうです。穂別キャンプ場がそうした欲求に応えられる施設であることをPRする意味でもこの事業の役割は大きい。そうした中で、ボランティアの人集めに苦労をしてはいるが、穂別地区としては大変よく集まってきて頂いている。そういうことも一つの自慢であり、PRしていける材料となっている。但し、危険が伴う部分、これは大変な注意が必要で、そのために医師の常駐もして頂いている。後、つつじ祭りについても私が昨年実行委員長でしたので一言言わせて頂きたい。つつじ山は10年以上もほったらかしだった。中島の菊地さんや根本さんから始まり、森林組合、商工会、観光協会と主体を変えながら続けてきたが中断せざるを得なくなった。それから13年経ってつつじ山も見所となったので、イベントを仕掛けるに至った。つつじ山の木は各家庭から寄付を頂いたりして植えたもの。「名板を付ける」という案もあったが実現しなかった。とにかく皆さんの心の森にして欲しい。ついでにアスパラの宣伝も買って出たが、そもそも宣伝がなさ過ぎる。穂別のアスパラは毎日富良野まで運ばれている貴重なもの。是非そうした資源を活かして欲しいと思っています。

2-1-3 穂別地区景観形成事業

事務局

前回の会議で穂別景観整備事業の特別枠採択についてお話ししましたのでここでは簡単に説明します。昨年から始めました、花・緑いっぱい隊の事業ですが、植樹会については、特別枠事業としていよいよ実践化し、その他のソフト的な事業、花いっぱいコンクールとか、花壇整備事業、環境整備事業について一般枠で引き続き実施していこうとするものです。花いっぱいコンクールについては、今年は流送まつり時期1回にまとめて行います。

花壇整備事業については、自治会、老人クラブ等の花壇整備について引き続き支援していきます。環境整備事業については、昨年も計画していましたが実施できなかったもので、道道の歩道を中心に清掃活動をしたいと思います。また、今回報償費で見ていますが、地域で環境美化・整備活動に尽力されている方の表彰事業もやっていきたいと考えています。

質疑・応答
委員

事業費が昨年より大きく減った内容はなんですか。

事務局

今年は景観マップを作らない分26万円が減っています。

委員

チラシ折り込み料が予算化されていますが、情報端末を使えばもっと安くなりませんか。

事務局

基本的に町が関わっている団体のお知らせは無料でできますので啓発に使いますが、まだまだ紙ベースでの要望も高く、電源を切っている家庭もあることから今しばらくはチラシ折り込みも必要と考えています。

※ 審議内容については条例第8条第7項により非公開。

2-1-4 審議結果

  • 「ほべつ道民の森・つつじとアスパラの春まつり事業」については承認。
  • 「のびのび療育体験 in ほべつ事業」については承認。
  • 「穂別地区景観形成事業」については承認。

2-2 特色ある地域づくり事業田んぼdeミュージカル委員会の特別枠事業採択について(追加)

事務局

田んぼdeミュージカル委員会の活動については皆さん既にご承知おきのことと存じますし、先ほど今年のマザーズ事業の概要報告の中でも触れていましたので簡単に説明します。今回は、第4作の制作となりますが、俳優もスタッフも高齢化が著しく、この7年くらいの間に14名の方がなくなっております。そういう意味でも最終作として取り組む決意が示されており、若干経費もかさんでいます。タイトルが「赤い夕陽のジュリー」ですが、獣医さんを主役にした西部劇仕立てとなっています。前回の助成が50万円で一般枠で採択されたんですが、今回は北海道市町村振興協会からの100万円を含む200万円の助成という形で特別枠助成に振り替えたいという提案でございます。実際には6月補正予算で措置するため正式な補助申請が出てきているものではありませんので添付している申請書はあくまで仮のものであるとご理解下さい。なお、今回の映画制作には、北海道文化財団から満度額の120万円、太陽北海道地域づくり財団からも100万円の助成が決定しており、制作発表会でも大変盛り上がっておりましたので参考までにお知らせします。

質疑・応答、意見

委員

内容自体には異議はないのですが、地域協議会として使えるお金はいくらまでなんですか。

事務局

簡単に言うと各地区で500万円ずつとなっていますが、これまでのイベント支援事業等がこの予算枠に入ってきているため大変分かり難くなっています。一般枠としては200万円位なのですが、今回のような特別配慮的なものについては、別枠となるものもあり、結果として、一般枠ではまだ70~80万円は使える形となっています。 それから、今回鵡川地区でも募集した結果応募事業がなかったことから、使いやすい特色事業の在り方が議論されており、とりあえず今年については、随時予算の範囲で追加募集することが検討されています。穂別地区としてもこういう形であれば申請が出やすい等意見があれば事務局までお知らせ頂きたいと考えています。今後両地区で検討させて頂きたいと思います。

委員

了承

2-3 アンケートの実施結果について

会長

委員の中から地域住民の意向把握を行うべきとの声があり、木曽町のアンケートについて実際に委員各位が回答しながら取り組むべきアンケートについて考える資料とするとのことで回答して頂きましたが、実施期間が短かったということもあり、残念ながら6名の回答となりました。穂別の事情に合わない設問もありました。やっぱり医療問題への関心が高いことが分かった。

委員

何にしても6名の回答は残念。アンケートとしてはやりにくい面もあったが、この地域にあった設問にして実施してくべきもの。

委員

回答してみて、参考にはなったと思う。例えば、公共交通システムについても、実際に利用した経験がなくても関心が高いことが見て取れる。

委員

今は車にも乗れるし、バスは不要だが、後10年20年したらと思うと重要な問題。

委員

教育現場のことが地域には見えていない。地域協議会の議論も空回りしているという意見も気になった。本当に実のあるものにしていかなければいけない。

委員

やはり、アンケートを実施してみて住民意見が分かる面がある。方向性が見えてくる。

委員

アンケートの取り方など色々考えてみたが、バランスが大事だと思う。町のまちづくり計画のアンケートに参考として生かしていくことにしたい。行政への意見もおもしろかった。地域協議会としてどのように取り組んでいったら良いか。

委員

集計もみんなでするのか。町のアンケートはいつ頃やるのか。

支所長

まだはっきりしているわけではないが、調査は行う。計画策定委員を設置するが、地域協議会がそれを担う部分もあるかもしれない。6月中旬に定例議会が開かれ、もう少しはっきりしたものが分かる予定。

委員

今回アンケートに答えてみて次の検討に進む予定であったが、わずか6名の回答ということだったので、次回までに全員の回答を持って次の検討をすることとしたい。よろしいか。未提出の方は、今月中に提出して頂きたい。

委員

了解

3 次回開催日について

それでは、次期協議会は、6月24日(木)の午後7時からとします。