開会挨拶
今日で第7回目の会議となりました。2月26日にまちづくりセミナーが第3回合同会議として開催され、全員参加とはならなかったものの多数の参加を頂き、感謝申し上げます。今日は議事にもあるとおり、合同会議の総括と今後の進め方など議題となっているのでよろしくご審議頂きたい。
- 会議録署名委員の指名
- 豊岡義博副会長、三上千江子委員
報告
1 3月定例議会からの報告事項について
事務局より説明
- 事務局
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3月議会にかけられたものの内、地域協議会に関係する部分について資料の通り報告させて頂きます。
先ず一つ目は、行革の進捗状況です。町村合併は究極の行革とも言われておりますが、合併効果はこの行革成果に左右されると言っても過言ではありません。合併後からの4年間で達成すべき目標を定め、人的にも経費的にも削減を進めてきました。取組項目の進捗状況については、約86%の進捗率となっており、まずまずの結果と評価されていますし、定員適正化(職員減)については、H21末で目標を一般会計で12%、全職員で22%上回る達成率となっています。これは、当初は退職者の2割補充と計画していたものを、先行き感の不透明さから補充をしないでやってきた。職員からは補充を求められていたが、全国的にも職員数は減少傾向にあり、採用を控えた結果目標を超える削減率となった。
次に(2)の地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業の概要についてであるが、国の2次補正予算であり、懸案となっていた各種施設整備に使える使い勝手の良い補正予算が組まれた。むかわ町全体で2億7千万円が提案され、了承された。穂別地区的には、消防第1分団詰所の新築、化石学習館の屋根改修、水泳プールの改修、道路整備、旧富内駅等整備工事、穂別地区公園整備などに1億4千万円の予算が付いた。
次に(3)地域医療の充実確保については、議会の特別委委員会で調査検討された資料の中で、穂別診療所の運営方針として示されたものです。一次医療の確保のため、医療体制を整え、従来の夜間診療や救急受け入れが早期に復活できるよう進めていくこと、介護保険施設の病床としても使っていくことなどが盛り込まれています。
次に、(4)議会改革については、地域協議会委員との意見交換やアンケート調査、町民懇談会を通じて出された住民意見を踏まえて議会としてまとめたもので、一番大きな点は議員定数を16人としたことです。各方面から頂いた意見については、資料に載せてありますので後で確認して頂きたいと思います。
質疑・意見等
- 委員
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行革の進捗状況の中で職員の減は定年退職分を新規採用していないことによるのか。
- 支所長
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定年退職もあるし、それ以外もある。その退職分を採用しないということ。
- 委員
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正職員を置かないで嘱託や臨時職員にしている動きもある。
- 支所長
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この3月末で14人の職員が退職する。基本的には臨時職員も減らしてやってきた。しかし、バランスのとれた採用も必要だと思っています。若い職員はいつまでたっても一番下のまま。
- 委員
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2次補正は経済対策か。平成22年度も見込まれているのか。
- 支所長
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H22年度もあると思われるが、規模は不明。切れ目のない発注を図り、景気回復につなげたいというもの。維持補修的なものに使えるので使い勝手が大変良い。
- 委員
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どういう算出根拠になるのか。
- 支所長
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新たに出てきたもの。要望を踏まえて配分される面もある。
2 防犯灯管理委員会の設立について
事務局より説明
- 事務局
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3月16日に設立総会が開催され、会長に横山弘志双葉自治会長さん、その他役員9名が決定し、事務局は町民課に置くこととなりました。電気料の住民2割負担が決まり、街灯の設置・撤去は町が負担する方式となりました。4月1日からスタートとなります。具体的な設置計画は今後策定することとなります。
質問・意見なし。
3 その他
事務局より2点説明
- 事務局
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本来であれば、この時期に新年度予算概要や執行方針について皆さんにお示しするのですが、今年は選挙の年ということで骨格予算が組まれています。町長選挙後に、政策予算が6月議会に提案される予定で進むと思われますのでご了承願いたい。
地域協議会が所管する特色ある地域づくり事業については、例年通りの枠で予算計上されるが、実質的には昨年から始まった、つつじとアスパラの春まつりや療育体験事業が継続となるので、一般枠は少なくなる。4月に募集して5月の協議会で審査して頂くこととなる。少ない枠ではありますが、周囲に宣伝して頂きたい。
質問・意見なし。
議事
1 第3回合同会議について
- 会長
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第3回合同会議について議事録が付いていますが、感想を含めて参加頂いた委員から発言して頂きたい。
質疑及び主な意見
- 委員
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当時は小西先生の話に納得して合併に進んだが、今度、森先生の話を聞いて「合併しなくても良い」となり、何でも鵜呑みにしてはいけないと思った。自分でしっかり考えて結論を出すことが大事だとつくづく思った。
- 委員
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合併賛成のアンケート結果だったが、内容を分析して、例えば年寄りが賛成だったのか若者がどうだったのかなど考えてみれば結果が違ったかもしれない。今更どうこう言うんではなく、そうした考え方が必要だったということ。
- 委員
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なぜ今回は森先生だったのか。
- 支所長
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合併前から小西先生や森先生の話を聞いていた。賛成も反対も両方の意見を聞いてきた。今回も同じ意味合いではないか。小西先生は穂別のことも十分理解をしてくれながら助言もしてくれていた。
- 委員
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道庁から来ていた人の話を聞いたが、当時は合併ありきで市町村の意向など聞かないで進めるようなことまで言っていた。
- 委員
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行政側では、町長があと4年もしたら夕張みたいになると言っていたとの話も聞いたが、情報不足が一番の問題。どうやって町民は関わっていけるのか。別な選択肢があったのか、色々な検討はしておくべき。議会の情報公開も進んでいない。
- 支所長
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情報公開はできている。欲しい情報は得られるようになっている。議会だって傍聴できるし、分からないことはいくらでも追求することができる。ただ、議会だって平日の昼間にやるし、現実に色々な人が聞ける状態になっていない。住民側の都合になっていないということは確かに言えることです。
- 委員
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傍聴したくてもできない。色々な工夫は是非して欲しい。
- 委員
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情報公開して欲しいというのは待ちの姿勢。町民はきちんと見て、動いて、そして要求するということが大事。全く人任せで「分からない」、ということにはならない。自分が動かずに要求していてもだめ。色々な動きをして検討をしてその上で、要求をぶつけていくようにして行くべきと思います。
- 委員
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我々自身の情報発信が少ないということもある。
- 委員
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今、指摘されたことは全くその通りで、反省させられました。ただ、どうしても遠慮してしまう面もある。
- 委員
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行政にしろ、団体にしろ、どうしても自分に都合の良い情報にしてしまいがちな面はある。
- 支所長
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我々職員は「役場に入りやすい」という評価が得られるようこれまで頑張ってやってきた。そうした姿勢は意外に大事と思っている。もっと気軽に相談に来て欲しいと思っている。スペースも空いているので。
- 委員
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確かに情報はたくさんあるが、それが住民に分かりやすいものになっているかという面もある。
- 委員
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団体でもそうだが、きちんと要望につなげていけるようなプロセスを作っていけていないのではないか。単なる不平のままで終わっていることが多いのではないか。
- 委員
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是非こうした場を使って色々提言して頂きたい。穂別とか鵡川とか垣根を作らず一緒に考えていく機会があっても良い。
- 委員
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鵡川の人達の方が友好的な考えを持っている。穂別の人はあまり人前に考えを出さない。
2 今後の協議方向及びフリートーク
- 委員
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何をどうしたら良いのかという話が出たが、地域協議会としてどうしていったら良いのか。町民の課題・要求をどれだけつかんでいるのか。代表になりきれていないのではないか。診療所問題、地産地消、雇用の場などなどこれまで色々検討してきたが個人見解の域を出ていないのではないか。それで協議会ひいては穂別地区の意見として結論付けられても良いのかという疑問もある。
- 委員
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やっぱり住民の意見や考え方を確認するアンケートをすべきではないか。
- 支所長
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従来の紙でやる方法もあるが、情報端末を使ってやることもできる。まだやったことはないので細かな検討は必要だがやれると思う。住民の方に情報端末に慣れてもらうという意味もあるので前向きに検討したい。
- 委員
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テレビ電話は画面に映ってしまうのでいやだという話を聞いた。
- 支所長
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人それぞれに受け止め方はあると思うが、例えば独居老人の安否確認に使うなど多目的な利用ができる設計となっている。画面に映るのがいやであればカメラを操作すれば良いだけ。それだけで否定されても困る。
- 委員
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僕らのような農家は字を書くのが苦手。何かの集まりの時に聞き取ってもらうなど工夫できないか。それから、以前に学校で廃品回収していたが、小学校がなくなってしまったので初めて子ども会・自治会・老人クラブで合同してやってみたが、回収業者がこの町は助成金が少ないとの話もあった。これだけ社会的にリサイクルなどに力を入れているときにもうちょっと支援する考えはないのか。
- 支所長
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逆にリサイクル補助金をカットする動きがある。分別も細分化され、リサイクルできるものも有料で回収するようになる。今後の動きは正直なところまだ分からないところがある。
- 委員
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予約制のバス運行となっているが、千歳の直行バスで予約制を知らなくて乗せてもらえなかったという話があった。たまたま他に予約していた人がいてバスが来たのに乗せてもらえなかった。
- 委員
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バスに関する充実要望は結構多い。改善点がまだまだあるようだ。
- 支所長
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予約制については、予約してなくてもバスが運行されている以上乗せることになっている。ただ当初は色々な混乱あったようだ。運行時間帯については利用者全員の要望に応えることは不可能。そもそも赤字圧縮・経費節減という根底がある。お金を度外視するならいくらでも要望に応えられるが、公共交通としての制約は避けられない。考え方によっては、毎日運行を止めて隔日運行にして便数を増やす方法など考えられるが、それでも全利用者の満足ということにはならない。
- 委員
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アンケートと言えば、先日、給食に関するアンケートあったが、給食が始まるのか。
- 委員
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あれは、PTAの母親委員会の事業として調査したもの。今すぐどうこうということではなく、単に調査したもの。鵡川では最初からダメとの結論あるようだ。
- 支所長
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給食関係は未納・滞納の問題もあり、なかなか困難。ただやれるとすれば広域化のなかで検討されるのではないか。議会でも「食育」の問題としても何回か出ている。
- 委員
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穂別の児童生徒は朝食を取っている率が高いそうだ。それは、親が弁当を作るから自然と朝食も作られるし、当然食べてから登校するということらしい。
- 委員
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先ほど話が出た情報端末だが、高齢者の中ではまだまだ使われていないようだ。まだまだ普及に向けたPRや指導が必要ではないか。
- 支所長
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それはこちらでも把握していて、民生委員さんの協力も得て訪問しながら操作方法の説明・指導も少しずつでも行っている。大体常に200件くらいの方が電源を入れていなかったりしているようだ。
- 委員
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私も見たり聞いたりしているが、壊れているものもあるようだし、電源を入れないでいるということもあるようだ。
- 支所長
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体験館の件で議会で質問があった。「体験館の波及効果があるのか」という質問で、「波及効果はない」と答弁が行われてしまった。それでは存続していく意味がないことになるが、町長からも「今後、一定の方向性を示す」との答弁があったので行政としての考え方は出てくるものと思う。
- 委員
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そういうことはあるだろうが、これまで協議してきたものも踏まえ、地域協議会としての要望等を先に示していくべきではないか。
- 委員
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地域協議会としてだけではなく、自治会や各種団体などの意見も集約して要望していくことも考えるべきではないか。
- 委員
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それでは、アンケート調査を行う方向で今後検討していくこととする。
今日は、もう時間も9時過ぎとなったので次期協議会の日程を決めたい。
次期協議会は、4月21日(水)の午後7時からとしてよろしいか。
異議なし
本日はお疲れ様でした。これにて会議を閉じます。