日時
平成21年11月19日(木曜日) 19時から 21時11分
場所
穂別町民センター 第2会議室(1階)
出席者
高橋金正(会長)、豊岡義博(副会長)・池田雄治・石崎代里子・石山英子・ 上野喜博・田中波留美・中村正彦・中村則彦・藤崎寿・三上千江子・宮崎晴美(15名中12名出席)
事務局
岡田支所長
地域振興課:斉藤主査、丹治主任
農林建設課:今荘課長、田所主査、兄後主査
経済建設課:斉藤参事

会長挨拶

お疲れ様です。第4回目の会議となります。前回は地球体験館の現状等について資料を提供して頂き、勉強させて頂きましたが、今回は時間切れとなった前回の残りとなる廃校活用について説明を受けることとなります。またその他に、上下水道の料金改定についての説明がありますのでよろしくお願い致します。

会議録署名委員の指名

議事録署名委員の指名については、今出席者の中でアイウエオ順としいますので田中委員と中村正彦委員としてよろしいでしょうか。

異議なしとの声。

報告事項

上下水道料金の統一について 事務局より説明

説明概要

水道料金については、H18合併時に3年目途に料金統一することになっておりましたが、今回総合的な検討の結果、上下水道料金審議会の審査を経て皆様に示せることとなり、来年3月議会で正式に決定し、来年4月から適用になる予定となっている。12月には広報チラシで周知し、住民説明会を順次開いてご理解を得たいと思っている。 上水道の大きな変更点は、口径別使用量別料金体系となり、これまでの用途別基本水量制が廃止になるということである。下水道についても、基本水量制が廃止になり、穂別地区では町が負担していた部分も多かったため、若干高くなった。また、検針経費を低減するため隔月に検針し、1/2して料金を納めて頂く方式にした。全体的には料金総額は変わらない形で調整しましたのでご理解を得たいと思います。

質疑

なし

その他について 事務局より説明

説明概要

本日お配りした資料に鵡川地域協議会の第1期活動を総括したものがありますのでご参考にして頂きたいと思います。以上です。

質疑

なし

議事

穂別地区の公共施設について

観光小イベントの実施状況について

事務局

本日お配りした資料をご覧下さい。5月から9月までの観光シーズンに向けた小イベントを組んで観光情報誌じゃらんで宣伝した結果がここに載っています。天候に左右されたり集客状況がそのままイベントの評価にはつながりませんが、入り込み客数を見て頂いても分かるとおり、下げ止まりができたことから成果があったものと思っています。来年以降についても内容を精査してより良い形で取り組みたいと思っています。

その資料の裏面に、北の観光リーダー養成セミナーの開催結果を載せていますが、約60名の方が、この穂別を題材に旅行ツアーの企画研修を行ったものです。蒼々たるメンバーが1泊2日の日程で参加し、その参加者であったサッポロビールの部長さんも12月に再度来町して何か相談したいという話もあり、その後も色々情報提供を頂くなど交流が続いており、大変ためになった取組みとなりました。

委員

13年振りのつつじまつりも良かったと聞いているが、同時進行していくため複数の実行委員会が錯綜して大変だったとも聞いている。又、雨天にたたられた面もある。アスパラのメニューも新鮮で良かったし、森の散策も良かった。

事務局

道民の森には1万5千本のツツジがある。詳しい方には大変好評だった。日程 や受け皿団体については改善点もあり、これから良くしていきたい。

支所長

散策は好評だった。しかし説明員を配置するなどまだまだ工夫はできたと思っています。以前のツツジの即売みたいな需要はもうないのかもしれない。しかし、何よりも町民の盛り上がりを期待したい。

事務局

まだまだ良くしていく努力が必要だと思っています。

委員

残念だが、田植え時期のため手伝いたくても手伝えない。飲食店の評判は?。

事務局

儲けは伸びていないようでした。新メニューはたくさん出たようだが、今まで出ていたものが新メニューに変わっただけ。絶対数がないのであまり大きな動きにならなかった。

委員

初年度だから仕方がない。次年度に期待できるのではないか。博物館のアンモナイトが人気なのは嬉しい話。

事務局

同時に開催している博物館事業も好評でした。ただ、化石採集地が不足しているので早急に対応するべきだと思っているし、確保していきたい。

委員

イベントの成果はそれで良いし、良くなっていって欲しいが、体験館自体の問題は別問題として考えていくべきではないか。

支所長

体験館がそのまんまマイナスとは考えていない。コストとしては問題があるが、一定の集客力があり、町内での活用検討を進めて、体験館の役割をもう一度考えて評価すべき。

委員

そういう意味でリニューアルも含めて方向性を検討していくべきではないか。

委員

カヌーが不人気だったのは理解できない。

事務局

かなり目玉として期待していたので意外だった。ただ、時期が夏休み1週間前であったため、全体的に動きが鈍かったようだ。ここから鵡川河口までみは2カ所の頭首工があり、カヌーのままで行けないのが残念。そこが整備できれば1泊2日のカヌーツアーの本当に良いコースになると思っている。

委員

北の観光開発セミナーについてはどうですか。

委員

私も参加させて頂いて本当に勉強になった。住んでいて知らないことがこんなにあるとは驚いたし、観光資源として考えられることが再確認できた。カルチャーショックでもあった。是非皆さんも視点を変えてふるさとを見て頂きたい。

委員

私も2日目の発表会の一部を見させて頂いた。地元の案内人や地域の人の評価が親切だとか暖かいという風に高かったことが嬉しかった。地元の人には当たり前なことが新鮮に見えるようだ。

委員

本当に、ただ薪を積んでいることだけで喜ばれたりして不思議だった。

事務局

札幌の富裕層では薪を使っている方が多く、その後HBCを通じて引き合いがあり、森林組合に紹介した。

委員

イベントや、地元資源の開拓をすべき。行政に頼ってばかりいないで発掘してみましょう。

委員

地域資源調査の方法はどのようなものでしたか。

事務局

ただ、地区を分けてグループで歩きながら写真を撮ったり、インタビューをして帰ってきてから興味のあるものをピックアップしてコメントを付けてカードにしていくもの。全部で400枚ぐらいできた。

廃校の跡活用について

事務局

前回の会議資料の9Pになります。ここに廃校の活用策についての基本的な考え方を載せてあります。要するに町の振興につながる活用策を求めていますが、全国的に廃校が多数出ており、現実には厳しい状況にあります。ここに至るまでの経過についても載せていますのでご参照下さい。この経過に基づき、和泉は木工関連木育施設という方向性が出ています。それから今回の会議資料として事前配布したものと今日お配りした1枚の資料がありますが、全国各地での活用事例の他、統計資料が載っています。H15の調査資料では、教育関係の研修・交流施設に使っている事例が一番多いようですが、その後のH14から19の廃校活用状況では、社会教育・体育施設に使われているのが合わせて50%にも及んでいます。

委員

和泉小はいくらくらいで売れるのか。

支所長

和泉は木育で考えていますから、現在の経済状況を考えると、当面は町の施設として活用して頂いて自立できた段階で処分するような考え方になります。できるものであれば、穂別の新たな産業になっていくことが望みです。そのために支援していくことになります。

委員

建物の改修も行っていくのか。

支所長

今年の経済対策でやろうとしたが、使う人が決まっていない段階でやってしまうと手戻りになることもあり、来る人が決まってから行うこととした。構想としては、木工房の他、木育ミュージアム、トンカチ教室など色々考えられるが具体化できてない。

委員

後20年くらいしか持たないのに10年も待てないのではないか。みすぼらしくなる前に考えて欲しい。

支所長

この1から2年で考えていく。

委員

稲里は2千万円くらいなら花屋をやるのに買いたいという話を聞いた。生田の花卉農家だと思う。

委員

稲里は自分がPTA会長の時に建て替えた。思入れはあるが、地元に任されても余してしまう。1ヶ月単位でも林間学校として貸し出したりできないか。

支所長

マザーズフォレストの植樹祭に来ていた札幌の女子短大の先生も体験型の活動が望まれていると話していた。そうした活動をしていかないと学生がついてこないそうだ。

委員

鵡川でも学生の合宿で貸出ししている。

支所長

鵡川でもその時期になると足りないとは言っているがその時期だけの話。

委員

冬の寒さも資源として考えるべきで、沖縄にPRして寒さや雪を体験してもらうこと もできるのではないか。

委員

稲里であればたくさんの鳥も来るので探鳥会も考えられるし、自然をメインにしたプログ ラムを考えられるのではないか。

委員

稲里はインターネットで全国に発信していた。そうした学校との交流の延長線上でPRしてはどうか。そう言えば、学校内の備品はどうするのか。稲中が統合した時は地域にも処分されたはず。

事務局

教育委員会で検討されているが、先ず第1は統合先の学校での活用、次に他の学校での活用、そして、公共施設、そして地域に売却となるようだ。まだ地域に周知されていなければその内に周知されるはず。

委員

今後の進展を是非期待している。委員の方も良い情報あれば報告願いたい。

特色ある地域づくり(安心安全のまちづくり)事業について

事務局

予めお配りした議案の2Pになりますが、鵡川発でスタートした安心安全のまちづくり事業にメニューを追加する形で緊急医療養情報マイカードの普及事業を行いたく、穂別地域協議会からも委員を派遣して地域全体の取組みとなるよう進めていきたいとの委員提案がありましたのでよろしくご審議頂きたい。内容的には、緊急医療情報を記入したカードと容器、そしてその所在を示すシールを作成して、各家庭に広め、緊急時に役立てようとするもの。特に独居老人や高齢世帯、既往症を持つ方などに有効なもので、新聞記事にもあるとおり「命のバトン」とも呼ばれているものです。容器購入と、カード・シールの印刷で30万円手度の経費となっています。

委員

私も趣旨を聞いてとても良い大事な取組みだと思いました。今の診療所の現状も考え合わすと、休日や祝祭日、時間外には診療所で見てもらえないケースも多く、遠方の医療機関まで運ばれていくことを考えると、ますますそうした情報が必要だと思います。穂別でモデル的に進めて鵡川地区にも広めていく方向で是非考えて頂きたい。

委員

ただ単にものを配るだけでなく、記入方法の指導なども含めて普及してもらいたい。

支所長

一番大きな推進力になるのは保健師だと思う。個人情報の問題もあるし、他人に知られたくない既往歴など、記入指導するのは保健師が最適だろう。ただそうした必要性を訴え、普及させていくのは皆さんの力も必要だし、自治会や、民生委員などの協力を通じて地域全体の取組みにしていかなければいけない。

委員

個人情報と言ってるが、その人本人のために使う情報なんだから問題にならない。

委員

自分の命を守るために是非必要なことなのでこの協議会の取組みとして頂きたい。本当に診療所にも掛かれないケースも多いと聞くので普及すべきと思います。

委員

個人情報という言葉を使わない方が良いと思います。あと、薬の情報も入れておけるようにした方が良いと思います。

委員

それでは、この取組みを特色ある地域づくり事業として進めていくことでよろしいか。

賛成との声。

それでは、この協議会からも発起人として委員を派遣したいと思いますが、何名くらいがよろしいですか。

事務局

特に何名と決まっているわけではありませんので希望される方は全員で。ただ、鵡川地区で取り組まれた商店街活性化事業では地域協議会の副会長が実行委員長となって取り組んだ例もあるのでその辺は念頭に入れておいて下さい。

委員

それでは、立候補して下さい。

豊岡副会長、田中委員、宮崎委員、石山委員、池田委員、藤崎委員の6名としてよろしいか。

異議なし。

それでは後日設立総会の案内が行きますのでよろしくお願い致します。

その他(フリートーク)

委員

公衆浴場に関する噂が流れているが、どうなっているのか。

支所長

かつて町長が、1つの地域に3つの温泉があるのは多いのではないか。という話をしたことがあった。そのことが尾を引いているものか。しかし、基本的にはそれぞれの施設がそれぞれの経過を経て各地域に存在していることなのではないか。来年8月ではくあの委託期間が終了することもあり、町長選が終わってからはっきりしてくるのではないか。

委員

はくあの営業存続については、前期の協議会でも議論となり、存続要望をしていたもの。その後の対応として検討しなくても良いのか。

支所長

町長から具体的に話が来ていないので、憶測や噂で話を決められない。

委員

シオニーとして、毎年600万円の助成をしてもらっているので撤退も考えているのは事実。しかし、まだ何とかしようというのもあるようだ。最初は稲里から始まっていることなのに地元の方から声が全く聞かれないのはおかしい。

支所長

稲里の移動町長室で穂別に持ってくる話があった。それで、公衆浴場の改修時に温泉でも対応できる施設にした。

委員

キャンプ場に作るべきとの話もあった。

委員

入浴者からの評判はすこぶる良いし、遠くから来ている方も沢山いる。

次回の日程・内容について

次期会議について、12月17日(木)午後6時30分からとします。内容については、来年度予算の概要、特色ある地域づくり事業、観光施設の今後の協 議方法についてとします。終了後委員の懇親を行いたいと思います。